たくさんの想い出記憶が薄れる前に想い出を詰め込んで、蓋をした。カチャ、と音が鳴って、記憶を封じ込める。もう大丈夫。もうどれだけ泣いても、どれだけ忘れても、想い出はここにあるから。さようなら、愛しい人たち。愛しい日々たち。カチ、と時計の針が12時をまわる。あれ、私こんなところで何してるんだっけ。視線を落とした先には見知らぬ箱があった。
11/18/2022, 1:54:15 PM