夕方、午後5時25分。
私は家から近い公園で子供達が遊んでる所をみた。
歳は…小学校低学年くらいだろうか。
3人は鬼ごっこ、2人はブランコで遊んでいる。
…ていうか、あんなに大きくこいで大丈夫なの?
見てると少し心配になってきたけど、同時に少し懐かしい感じがした。
私も、小学生の時にここでよく遊んだ。
そこでよく遊んでた人が、私の初恋の人だったなぁ…。
しばらくぼーっと子供を見ていると、1人が私に気づいて、トコトコと歩いてきた。
「おねーさん!私達と遊ぼうよ!」
はじけるような笑顔に魅了されそうになったが、今は高校生として、子供達に教えないといけないことがある。
「ありがとう。でもあなたたちはもう帰る時間じゃない?5時すぎてるからさ」
「あ、ほんとだ!ママに怒られちゃう」
「帰るかー!」
「ありがとう!おねーさん!」
みんなが帰路へと向かっていく中、私は空っぽになった公園のブランコに座る。
何年も経ってるのに、全く変わらない景色だ。
あの子達も私くらいの年齢になったら、私と同じように子供達に5時に帰ることを教えるのかもしれない。
私もそこにいたら、あの子達にさらに先のことを教えてあげようと思う。
この公園のブランコで、ずっと君達を待ってるよ。
『ブランコ』
2/1/2026, 12:47:10 PM