今日は恋人と一緒に役所に行って書類を提出する。それは何事もなく受理されて、俺と彼女は正式な家族になった。
家に帰ってから、用意していたプラチナのリングをお互いの薬指にはめ合う。
その時の彼女は頬を赤く染めて、口元が緩んでいる。
「うふふ、嬉しいです」
「俺もだよ」
薬指の指輪を改めて見て、俺に向けて見せてくれた。
「家族のしるしです!」
えへんと胸を張る姿がまた愛らしい。
「これからもよろしくね」
「はい!」
そう、これからも共に。
おわり
五六三、君と紡ぐ物語
11/30/2025, 1:22:45 PM