“終点"(少しホラー)
いつものように終電に乗る。
そして私は◯nstagramのリール動画を見る。
一つの動画が目に入った。
『みつも駅』
その文字を見た瞬間私の意識は途切れた。
気がつくと終電まで来ていた。誰もいない。
外も真っ暗な闇の中。街灯もない。
とりあえず外へ出た。
駅の名前は…
『みつも駅』
さっきの動画と同じ名前だった。
急いで調べてみると、
「呪い」「帰れない」「存在しない」
などと不穏な言葉ばかりがでできた。
その中に一つ、「予知」という言葉があった。
気になったが、焦っていたため特に気にしなかった。
とりあえず向こうに明かりが見え、そっちに向かうことにした。
歩いている途中、後ろから足音が聞こえてきた。
振り向いても誰もいない。
また歩き出すとまた聞こえる。
だんだん足音が速くなり、真後ろまで来たと思ったら、突如背中に鋭い痛みを感じた。
その場に倒れる私を置いて、ナイフを持った者が走って行った。
白い靴を履き、全身が真っ黒だった。
私の意識がまた途切れ、気がつくといつもの電車に乗っていた。
いつも見慣れた街が見える。
夢だったのかと ほっとして顔を上げると、
1人の男性が私と向かい合うように座っていた。
その男性は、頭から足まで黒い服を着て、真っ白な靴を履いていた。
8/11/2024, 3:56:50 AM