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大事にしたい

かつて大事にしたい気持ちがあった。いや、あったと信じたいが、今やそれを確認する術は無い。記憶の渦に潜り込み、その断片的な情報から当時の感覚を思い出そうと何度も何度も藻掻いたが、泡沫のように消えてしまったそれはもう二度と私にその感触を与えてくれないようだった

9/20/2024, 6:02:54 PM