現実逃避には、各種方法があるらしい。
合理化とか、投射、否認、退行…この中で、私が使った事がないのは退行かな?
大人なのに急に子供や赤ん坊にまで戻ってしまうやつ。時々マンガで見かけるくらいで、リアルに退行した人を見たことはない。
安全で守られていた幼児の頃にまで戻って、自分の心をガードするという。やった事はないけど、もしかしたら、楽なのかも知れない?見た目はみっともないとしても。
私は落語ファンだが、江戸時代は心中が大流行したと云われる。元禄以降の話だが、究極の現実逃避だろう。
最初は大阪で流行り、京でも流行り、江戸でも流行った。遊女と客の心中がスタンダードだったが、近松門左衛門がそれを芝居にしたらみんな喜んで、うっとりして、辛い現実を生きるより、恋に死ぬ方がステキやん?という事になったようだ。
江戸城の堀で心中するのが流行って時の政府は厳しく取り締まったと、嘘みたいな本当の話があるのである。
日本人って変わってるよね?
私は、精神的に、肉体的に追い込まれたら、ある程度は頑張るべきだけど、逃げるのはありだと思います。
いや、逃げる選択はなかなかベストだと思う。ジョセフ・ジョースターもそうしたみたいに。
私も、実際に逃げた先の人生をこうして送っている。
経験からいえば、精神的に逃げても効果はあまりなく、行動で現実逃避した方が実際的だと思うけれど。
本当に辛い時は誰かに相談しよう。
2/27/2024, 10:28:26 PM