初恋の日風のない午後 校庭の隅で そっと名前を呼んだだけで 世界がひとつ揺れた指先よりも 心のほうが先に震えて 言葉はまだ幼いのに 想いだけが大人びていた帰り道 夕焼けがやけに優しくて 影がふたり分に見えたのは きっと気のせいじゃないあの日の鼓動は 今も胸の奥で 小さな灯りのように 消えずに息をしている眞白あげは
5/7/2026, 1:42:43 PM