長月より

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あじさい

早苗「あじさいっぽい色合いのゼリーを食べ、雨の日に蛇の目傘をさしてあじさいを愛で、これ以上あじさいをいつくしむにはどうすればいいのか
僕はおおいに悩み思案していたが、今ちょっとひらめいたぞ!」

翔吾「何すんだよ」

早苗「手紙を書こうと思う」

翔吾「手紙ぃ?」

早苗「手紙とは、用事などを書いて相手に送る文書のことである」

翔吾「いやだからなんであじさいに手紙を送るんだよ」

早苗「拝啓 梅雨空のうっとうしい毎日、いつも美しく咲き乱れていらっしゃいますあなたはいかがお過ごしでしょうか」

翔吾「時候の挨拶を考えんじゃねえ」

早苗「ショーゴくん、君、さっきから文句ばっか言ってばっかりだな。もう少し真剣に話しを聞いてくれてもバチは当たらんと思うぞ」

翔吾「真剣に考えてそれなら俺はお前の正気を疑う」

早苗「む。なら君は手紙を書くよりもいい案が出るということだな」

翔吾「いい案はねえよ。ただ普通にあじさいの花を絵手紙にするとか歌を詠むとか色々あんだろ」

早苗「ぐっ、負けた……。思ったより普通だけど雅なことを言うじゃないか!」

翔吾「これ勝ち負けあったのかよ」


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最近どこでもあじさいを見かける季節になりましたね。
そして本日ある方から「あじさいは雨が降っているときこそ美しい」みたいな話しを聞きました。
個人的には、雨粒がついたあじさいは確かに美しくて素敵ですが、晴天の中に咲くあじさいも好きです。

6/13/2023, 11:09:15 AM