私には友達がいた。多分親友だったと思う。その子と私がたとえ哀れな友情の結びつきでも二人は確かに親友だった。あの子が自ら生涯を終えようと決めた時、なぜ寄り添ってあげられなかったのか。なぜ止めてあげなかったのか。あの頃の私はまだ未熟だった。彼女はなんて言葉を求めていたのだろう。今なら何となくわかる気がする。過去のやるせない気持ちを抱え続ける私が、もし今、もう一度君に会えたなら、そっと小さな手を取って一緒に夜空に飛び立つだろう。
8/24/2023, 10:14:29 AM