作品No.170【2024/09/17 テーマ:花畑】
花畑——を、見た記憶があまりない。
強いていうなら、小学校の職員用駐車場沿いに、タンポポやらシロツメクサやらが群れ咲いていたけれど、あれは〝花畑〟とは呼べないだろう。あとは、花壇、家の庭、鉢植え——どれも、およそ〝花畑〟とは呼べない。
一面のナノハナとか、一面のヒマワリとか、一面のコスモスとか、一面のネモフィラとか——憧れの風景だ。
もっとも、一年のほとんどが夏といっても過言ではないこの島では、そういった風景を見ること自体難しいことだろうけれど。
9/17/2024, 2:47:52 PM