「通り雨」
友達の帰り道、途中で雨が降ってきた。天気予報に雨が降る、なんて書いてなかったから2人とも傘を持ってなくて、アーケードのある商店街で雨宿りをすることになったんだ。
どうせならと、2人で肉まんを買って食べた。
猫舌なあなたは頑張ってふうふうしながら食べてて可愛らしかった(と本人に伝えたら照れて照れ隠しに脛を蹴られた)。
雨音はもうしなくなっているけれど、貴方が食べるのに時間がかかるから、ずっと待ってたんだ。
客もまばらなシャッター通り。
2人っきりの幸せな時間の思い出だよ。
9/27/2022, 11:30:31 PM