朝子

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幼い私は縁側に座り
南西の入り組んだ山の奥
遠くなだらかな山の上に
あるものを見つけた

おじさんと
鹿か犬かに見える動物
どちらも数本の樹の重なりで
空の中
はっきり見えるシルエット

おじさんはその動物と
手を繋いでいる
ずっと隣で
朝も昼も夜も
おじさんの枝の顔が
だんだん優しく見えていた

わが家のネコは
気まぐれで
眠る時しか来ないけど
おじさんのように
私もずっと隣に居たいと思う

3/14/2026, 5:50:39 AM