独り言を紡ぐどこかの誰か

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【モノクロ】

人と関わるとき、
黒い液体や白い液体を注がれるような感覚がある

悪いものに当てられすぎると、
本来白いはずのものも黒くなる。

良いものばかりに触れていると
黒く染まるのが早く、戻るのが遅い。

白は居心地がいいけど、
自分が黒かった場合、悪い影響を与えてるかもしれない

そんな白と黒の感覚。

注ぐ色と自分の持つ色は違う、
いくら白い人でも誰かに黒い液体を注ぐ人もいる
逆に、黒い人でも白い液体を注ぐ人もいる。

私の周りには白を注いでくれる人ばかりだ
でも私は返せる白を持っていない。

白くいることが恩返しになるのかな。

白い液体を持つ人とばかり関わっていると
自分が黒いと思いがちだけど、
黒い場所に行ってみると、まだまだ白い自分を自覚する

やっぱり、誰もいないところが一番居心地がいい。

黒くすることもなく、黒くなることもない。
でも白に戻る訳でもない。

黒なら少量でも瞬く間に染まるが
白に戻したいなら大量の白と長い時間が必要だ。

そんな時間と大量の白はないから、
みんな黒い方へ歩みを進める。

大人になっても白い液体を注げる人はすごい。

注ぐ色と自分の色が違うストレスは凄まじいものだ。
とても苦しいものだから

私も知らない間に黒く染まっていく。
知らないところで誰かを黒く染めている。

この世界で生き抜くには白ではとても耐えられないか。

ここでは白い液体を注ぐのも逆に酷かもしれないな。





9/29/2025, 10:42:18 AM