闇雲夜々

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ふとした瞬間、どうしようもない孤独に
襲われてしまうことがある。

辛くて、苦しくて、消えたくて。

死んでしまいたくなる、そんな瞬間。

涙を堪えて上を向くと、
そこにはいつも孤独な空がある。

空は、孤独だ。

声を上げることができないし、
声を上げていてもきっと私たちは気づけない。

今を生きることで精一杯の私たちには、
空の小さな変化になんて気づけない。

晴天の日も、土砂降りの日も、
私たちはいつも空を恨んでいて、

空の声に耳を傾けたりすることなんてない。


空も私たちもみんな、
52ヘルツのくじらみたいだ。

2/25/2024, 2:50:06 PM