能力者になりたい佐々木海星(偽名)

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【岐路】【実力主義の能力学校に通う底辺の男が…(ストリート内に登場する博麗霊夢視点)】
 私の名前は博麗霊夢。能力学園の卒業者である。私は今、紅魔館で「正」である東風谷早苗のボディーガードをしている。その時の私は純粋で馬鹿だった。「正」である東風谷早苗が神であり、それ以外はゴミだと思っていた。しかし、私はある書物を見つけた。それは「正」と「負」の関係性だ。現在の社会を支えているのは「正」のみ。この現象がおかしい。その書物にはこう書かれてあった。
『「正」と「負」はお互い近くにおり、世界を動かす能力を所持している。「正」は世界に幸福を与え希望を生み出す。「負」は「正」の力を抑え世界のバランスを整える。お互い強い信頼をもつもの必ずどこかにいる。「正」と「負」が前に出て力を使わない限り、世界は崩壊の道へ辿るだろう。ヤイ&レミリア。』
ヤイ・レミリアは21世紀の後半に「正」と「負」の役割を担った人物。その人たちが書いたとなると今の現象は違う気がする。怪しい。私はいつしか神と思っていた相手を疑うようになった。「負」という存在を隠していると思ったが、他の護衛の者や召使の者、紅魔館に関わっている者全て姿形、能力を調べても全員世界に通用しない能力ばかり。その間で、東風谷グループに目をつけた。東風谷グループとは、東風谷早苗を中心とする大規模な企業グループ。とてつもない経済力を持ち、それに適う企業はいないと言われている。つまり私は、金で全てを隠蔽しているのではないかと考えた。それを探るにも一人では無理だ。ここからが私の岐路である。今の私には3つの選択肢がある。1つ、このまま1人で調査するか。2つ、諦めてこのまま護衛を行うか。3つ、人数を集めて協力を得るか。数日間悩んだ末、私は3つ目を選んだ。このまま世界が崩壊するのを見届けるよりも、私自身で世界を…いや、協力者全員で東風谷早苗に一手を。
霊夢「あいつらの動きはどう?」
裏組織を立ち上げて早数年。表面では、「東風谷早苗の護衛博麗霊夢が中心にが品生産を行っている企業」となっている。
社員「はい、動きは全く。しかし、あまりにも動かなすぎます。」
霊夢「そう。わかったわ。」
ここからなにか大変なことが起こりそうな気がする。取りあえず、相手の様子を観察するしかない。この道でよかったと思う。ありがとう。「運命」。

6/8/2024, 12:50:43 PM