「あなたが、人狼なのではないですか?」 うっすら微笑んで、そう一言落とされた。それだけ、ただのそれだけで周囲の目が一変する。ずっと怪しいと思っていた、あの時あそこでなにを、と確証のない曖昧な言葉を口々に投げつけられ最早どうしようもなく俯く。証拠は何一つない。けれど、最早弁解したところで無意味だ。 彼女に疑われた時点で、今日ここからいなくなるのは自分であると決定したのだから。"たとえ間違いだったとしても"
4/22/2024, 4:01:31 PM