さよならは言わないで遠いどこかへ行ってしまう君。君が、死んでしまう訳でもない。ただ、ほんの少しの別れ。少し会えなくなるだけ。自分は君がここに居たという、確かな記憶を忘れないように、何時でも思い出せるように…消え入りそうな声で、君に呪いをかけた。「さよならは言わないで……」君は少し驚いた顔をしていた。でもすぐに優しい表情に変わりこう言った。「いつでも会いに行くから、待ってて」君には敵わないんだな。
12/3/2024, 9:18:39 PM