――――誰か。――――助けて。 暗闇に零した声は何処か遠くへ消えた。 必死に藻掻けば届くと思っていた、安易な考えは儚く散る。 だから、嬉しかった。貴方の手が、声が。 一人が怖いままでいる私には貴方が唯一の光だった。
10/3/2025, 10:09:28 AM