お題『日の出』
体が重く寝苦しいと感じ、目が覚めた。
カーテンの隙間から太陽の光が射している。冷房のタイマーはとっくに切れていて部屋の中が暑い。
ベットから起きあがろうとしたが、体がまだ重い。
目線を足元に向けると……妹の小魔莉(こまり)が俺の体の上で寝ていた。
大神(天河)「原因、お前か!?」
とツッコミを入れる。おそらく夜中起きてトイレへ行った帰り、自分の部屋に戻らず大神(長男天河)の部屋に入りベットの上に乗ったに違いない。大神は小真莉を起こさないようそっと抱え、小真莉の部屋のベットまで運ぶ。その時ふと壁にかけられた時計に目をやると朝の4時半前、ちょうど日の出したばかりの時間だった。
大神「あと1時間半くらいは寝れそうやな。小真莉起きてきたらうるさいから早よ自分の部屋帰ろう」
そう言って静かに扉を閉めた。
End
1/4/2025, 3:53:30 AM