【コーヒーが冷めないうちに】
「マスター...いつもの」
『誰がマスターだ、アホ』
「そんなケチくさいこと言うなって
お・と・も・だ・ち だろって!!☆」
『こんなキショい友達なんて
俺の長年の図鑑には
載ってないのだが?』
「マスターは友達って
俺の中で決まってるの!!」
『俺がこの店の店長じゃねーのに?』
「そういえばお前って
何でここでコーヒー出してんだよ」
『は?
バイト先って言ったやん』
「え、いつ?」
『お前が入店する時に!!』
「あー!はいはい!!」
「俺がね!!ガラガラ~と入って
マスターいつものって言った時か!」
『...あぁ...そうだな』
「んで!」
『いいから
さっさと飲んで帰れ!!』
「へいへーい!っと」
(ゴクゴク...)
「うへへぇ...!
にっっがぁ!!!」
「お前さ入れたのブラックだろ!?」
『ブラックじゃねーよ
ストレートだし』
「ん?どういうことだ?」
『意味は同じだよ、バーカ!!!』
「はぁ!?ふざけ!!
角砂糖持ってこいし!!」
『すみませーん!お客様!
冷めたコーヒーに角砂糖は
溶け具合がよろしくないので
暖かいうちに申してくださぁーい!』
「...(ゴクゴク)
はぁぁ...苦かったぜ...」
『飲んだんだな』
「当たり前」
「っよし!!
じゃあ、またここで待ち合わせで」
『明日は休みだ』
「え!休みなのかよ!!
ラッキー!!
だったら明日、カラオケ!な!!?」
『行けたら行く』
「うわ、またお前の悪い癖」
『はーい、CLOSEにしますんで
出てってくださーい』
「門前で待ってるから」
『しつこいな
分かってるってば』
『お!やった!
じゃあまた明日なマスター!!』
「俺はマスターじゃ、ねぇーつーの!!」
ーーーバタンーーー
「明日、カラオケか
コーヒーならぬ俺のこの
行く熱が冷めなければ行くか」
た...楽しみ...だな!!
俺は静かに扉のプレートを
OPENからCLOSEにへとひっくり返した。
実は俺......!
ブラックコーヒー大好きなんすよ!
同士とかいらっしゃいます🤝❓
9/26/2025, 2:21:59 PM