友達。人生の風景が変わると、関わり方も変わる。
学校を出て社会人になると、それぞれの生活スタイルが変わってくる。それでもたまには予定をすり合わせて、遊びに行ったり、飲みに行ったりする。
結婚などがちらほらし始めると、なかなか会わない状況も一層増える。子どもが産まれるとそれは加速して、そこに介護が加わるといよいよ、やり取りの間は開いてくる。
どんな生き方をするかは本当に人それぞれで、生きる上での考え方も人それぞれ、状況それぞれだ。
まったく違う状況でも、なんとなく心理的距離が近いまま、長く友達関係が続く相手もあるし、似たような、同じような状況を持っていても果てしなく遠くなる友達もある。
歳をとってくると、長い期間も長く感じないことが増える。1年に1回やり取りするならそれはやっぱり友達だ。相手もだいたい、私と同じような時間的感覚になっているので、「ついこの間」な印象のままらしい。
友達は地道に増えたりもする。それは小さなひとだったり、ずいぶん年上だったり、なんなら動物だったりもする。鷹揚に、心をオープンにしてゆくことは、年寄ってゆくときの良さなのだろう。多分。
10/25/2023, 12:58:13 PM