百合

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私は寝るのが大好きだ。
休みの日は暇さえあれば寝ているし、バスや電車の中でも寝ていられる。
ずっと寝ているから、夢を見ることが多いけど起きたらすぐに忘れてしまう。
覚えていても、友達が出てきたような、元彼が出てきたようなそんなやんわりしたことしか覚えていない。

でも、祖父が亡くなった数日後の夢ははっきりと覚えている。
夢の中で、私は父、母、祖母、そして祖父の5人で車に乗っていた。
ある地点で運転していた父は、車をとめた。
その後私以外の全員が車からでたから、私もつられて外に出た。
外に出た祖父は私を抱きしめ、私も祖父を抱きしめた。
その後祖父だけ歩いてどこかへ行き、私たちはまた車に乗った。

この夢がどんな意味を持つものかは分からないけど、私は目覚めた瞬間安心感に包まれた。
そして亡くなる前、ほとんど動くことも、話すこともできなかった祖父が夢に出て最後のお別れをしてくれた気がした。
きっと祖父は天国に行けたのだろう。

今後私がどれだけ寝たとしても、覚えていられる夢はほとんどないだろう。
それでも、この夢だけはいつまでも忘れない。

5/9/2026, 3:05:16 PM