煙突から忍び込んでお湯に落ちたオオカミ、すぐに蓋を閉められ鍋から出ることができない事をいい事に、3匹の子豚達はオオカミを煽る事にした。
「オオカミさんオオカミさん、夜が明けるまで生きていられたら逃がしてあげる」
「オオカミさんオオカミさん、蓋を開けたら反則だよ」
「オオカミさんオオカミさん、もっともっと薪をくべるけど頑張ってね」
吹き飛ばされた藁の家も木の家もかまどに突っ込んで火力をあげよう。
もっともっと薪を持ってこなくちゃ。
そして遂に夜が明けた。
レンガの家はとても静かでかまどの火は消えて、誰も動いていない。
蓋の閉じた鍋もそのままだ。
(夜が明けた。)
3匹の子豚のオマージュ、オオカミは熱傷のち溺〇、子豚達は火を強く燃やした事による一酸化炭素中毒を起こしたものとみられる。
4/28/2025, 12:34:12 PM