明るい夜空に真っ白なみち。
そっと掬う汚れなき白。
その白の真ん中に石ころを混ぜて思い切り投げる。
ほら。痛いでしょ?
あなたがしたのはそういう事。
分かる?分からないでしょうね。
砕け散った雪がまた元の白に混ざって何事もなかったように一面の白。
きらい。きらいなのよ、あなた。
また足元に積もる雪をかき集めて歪な球体を何個も何個も作る。
だいっきらい。
その気もないのに無駄に優しくしないでよ。
散々思わせぶりな態度しといて。
幸せそうに差し出すその招待状はなんなのよ。
何度も掬っては丸めていく雪玉は想いの分だけ。
何度も何度も丸めて。
そして。その先は…。
誰がこの想いを救ってくれるの?
きらい。きらい。
だいきらいなのに。
作りかけのその固まりが手のなかで砕けた。
その破片を見つめてやるせなくなるこれは何。
きらいなんだよ。
ほんとに。
ただちょっと胸が痛むだけ。
むかつくその笑顔。
早くもう溶けてしまってよ。
好きなのよ。
消してしまいたい。
(雪明かりの夜)
12/27/2025, 9:51:52 AM