"消えない灯り"
私にはひとつの楽しみがあった。
夜の、皆が眠りについた静かな時間
安物のアロマキャンドルに火をつけて、甘い白湯を飲みながら小説を読む。
冬はもこもこのコートと、ふわふわの膝掛けをして椅子の上で脚を抱えて本を読む。
ゆらゆらと普段見ることのない小さな灯りに愛されて
誰も邪魔できない、私だけの大切な時間
消えないでほしいと願う灯りを見つめている。
けれど一時間ほど経って眠くなってきたらその時間も終わり
キャンドルの火を消して、冷たくなった白湯を飲み干して
おやすみなさい、また明日
12/6/2025, 1:11:04 PM