落下中

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こんな夢を見た。
真っ暗で目の前にはピエロと逃げてる人。
良くある怖い夢を第三者視点で見てる。
そんな夢。
ピエロはランランルーと言えばの人
そういえばあの人怖いと思ってたな〜なんて、他人事のように考える。
追いかけてる方は歩きで逃げてる方は全力疾走、謎に化け物は追いかける速度ヤバいよね状態。
だけど、逃げてる人も体幹が良いのかフラフラになりながらもギリギリのところでピエロの伸ばしている手から逃れている。
おぉ、すごい、頑張れ〜。
本当に他人事だ。
ギリギリのハラハラ感が感じられて良いのだが、
今日の夢はこれだけかと夢の面白みの無さに少し呆れる。
良く、見てみるとあの人見たことがある。
誰だ?
ふと、その人を見ていると
こっちを見た。
「助けて!」
そして、私は彼女の顔を見た。
私だ。
私が追われている。
助けてと言われると助けないといけない使命感に襲われるもので、しかも、それが自分に関係がある人物だと尚更だ。
だが、どうしたらいい。
ここには何も無い。
相手は足が謎に早い化け物だ。
そう頭を回しながら化け物を見ると姿が変わっていた。
今度はボタンの目をした魔女だ。
昔、ホラー映画で見た目玉をくり抜きてくる魔女。
いや〜、トラウマが蘇る。なんて答えを導き出せなかった頭が考え出す。
ふざけている場合か。
なんて1人ノリツッコミをし、考えを出せなかった頭に代わり体が動いた。
もう、彼女はフラフラだったのだ。
一体どれぐらい逃げているのか時計のないこの場所では分からないがとても長い時間私が見ていただけでも走っていた気がする。
とりあえず、スタミナがまだ残っている私が代わりに追われようと走り出してしまったのだ。
彼女の元にたどり着いて、私が引き寄せるなんて言って
彼女と別れようとした瞬間彼女は言った。
「ありがとう。」
それはあの時の私にとってはとても心地の良いありがとう。
だけど、今の私にとっては後悔してやまなく、
とても憎いありがとう。
とても彼女にとって重い、心の底からの




「ありがとう。」


1/23/2023, 6:59:07 PM