私、あなたが羨ましくて
それであんな酷いことを言っちゃったの
ごめんね、許して欲しい
いつまでも明るいあなたのままでいてくれると思ってた
いつまでも優しいって思ってた
いつも慰めてくれていたのに、あんたが代わりに怪我すればよかったのにとか言ってごめん。
本当にそうなった時の苦しみが想像できないわけじゃなかったのに、浅ましくも思い、口に出してしまった
私はベットの上から動けないのに、あなたは外で楽しそうにしてたって嫉妬して怒鳴ってしまったあの日、私の為に花かんむりを作ってくれてたんだよね。
後ろに隠した手に持ってる事に気がついた時にはもう遅くて、あなたが逃げるように帰った後も呆然としていた。
酷いこと言ったのに後になって、私が寝ている間に生けてあった花、あの時渡そうとしてくれた花と同じだって、歩けるようになってようやく知ったよ。
次は二人で花かんむりを作りに行こう
…あなた一人だけでいってもいいよ、私大人になったからもうあんなふうに怒らないよ。
だから起きて
私が見ていたあなたに戻って欲しい。
かつて、窓越しに見えていた憧憬を返して欲しい。
なんて、身の程知らずな願いをいつまでも唱えている
■窓越しに見えるのは
7/2/2024, 9:26:18 AM