見つめられると
■夜シリーズ(名前つけたよ)
BLものです。
※大人向けの関係を含みます。
軽い接触の匂わせ描写はあるので、苦手な方はm(__)mキョウハタイシタコトナイ
名札を首から下げ、長い髪を前に流した。
触れたまま、少しだけ整える。
背中から、賑やかな声が聞こえた。
「ちょ、まって、お腹痛い」
「アンタ、それで接客するつもり?」
ひとりをネタに笑いが重なる。
マスターの思いつきに、従業員はいつも振り回された。
「あれ、今日、おろしてるんだ?」
隣から声がして、わずかに肩が揺れる。
いつの間にか宇宙(そら)が、すぐそばにいた。
「イメチェン?」
「…たまたま」
「ふーん」
宇宙(そら)はそれだけ言って、手を動かした。
支度を終えて、椅子が軽く鳴る。
立ち上がりざま、耳もとで。
「…気をつけてね」
一瞬、息が止まる。
宇宙は、それだけ残して、笑いの中へと消えていく。
遅れて、視線を落とした。
背中からの声が、少しだけ遠くなる。
小さく息を吸って、顔をあげた。
不意だった。
ノンケだと聞いていたはずなのに。
「今は、誰とも付き合うつもりないかな」
「…なら、いつならいいですか?」
まっすぐ見られて、言葉が続かなかった。
(後書き)
またせたのに、短くてm(__)m
不定期で続けてみようかなと。
3/29/2026, 9:47:44 AM