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"バカみたい"

雪が降った真冬の日
辺りはとっぷりと闇に沈んでいる


電車の扉から出ると、ぶわっと冷たい空気に包まれる
防寒具を持ってくるべきだったと本日何度目かの後悔をする

朝から昼にかけて降っていた雪は既に溶け始め、半透明になった白い塊がそこらじゅうに落ちていた


駅の駐輪場から自転車を引っ張り出して、人気のないところまで押し歩く

前輪がおかしくなっていて歩くたびにガコンガコンとカゴが鳴いている


真冬に着るには少し心許ないパーカーに風が入り込んで、体から体温を奪っていく


今日は、なんて無意味な1日だったろう

一人じゃ何も出来ない。痛感した一日になって
とても惨めだった


痛烈な妬みと、悔しさと、恐怖に苛まれて
全て自分のせいだと思い知って
悲しくなってどうにかなりそうだった


ぴちゃり


暗くて気付くのが遅れる
雪が溶けて水溜りになっている所に盛大に左足を踏み入れた

歩くたびに靴の中で水が揉まれるようになった
その感覚が酷く不愉快で

冷たい。

私は勢いのまま自転車に跨り、冷たい風で頬の水を凍らせながら帰路についた。

3/22/2026, 3:14:53 PM