宇宙の営みから見たら我々人間の一生なんて、
ほんの"一瞬のきらめき"でしかないのだろう
そんな一瞬のきらめきが、地球という名の球体の上で寄せ集まり、ひしめき合ってキラキラと、まるでミラーボールのようにクルクルと回転しているのだろうか…
瑠璃色の偽りの被り物を剥がしてみれば、そこに現れるのは
悪臭を放ちながら自らを傷つけるようにしてその終焉を待ち望んでいる醜い鉛のような塊なのだろうか
はたまた、産まれたてのように無防備にすら見える若芽が生い茂り、清らかな水を豊富にたたえた美しい命きらめく球なのだろうか
我々人類のかりそめのきらめきは
一体あとどのくらい、その地球上で輝くことを許されるのだろう
『きらめき』
9/5/2024, 2:15:04 AM