ネジが外れたウサギ

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パワハラに負けて泣き寝入りしたまま会社を辞めた。

お先真っ暗の未来しか見えない。

泣きはらした私の目は誰にも見せられない。

かと言って、頼れる友達も彼氏もいない。

なぜなら、あの会社で働く仲間が私の全てだったから


親は「辛くなったらいつでも帰っておいで」

と言ってくれたけど、

あの上司に、この試練に負ける気がして帰れない。


疲れ果てたまま膝を抱えてボーっとしていると

闇のような夜の窓から

朝を知らせる一筋の光が入り込む。 


音を立てない静かな夜明けは

「ゆっくり進もう」と私に優しく語りかけてくれた。



2/7/2025, 6:04:10 AM