NoName

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ずっと隣で

夜中の23時、仕事から帰った僕はベッドに飛び込む。
深く沈んだベッドの傍らには息子が寝息を立てていた。

彼の頬を指でなでる。とても柔らかい。
息子の未来のためならば、どんな苦痛も厭わない。
僕の方が確実に先に逝く。そうであるべきだ。
ずっと隣にいることができないから、彼に残せるものを今頑張って作るのだ。

3/13/2024, 12:27:50 PM