【君と見た景色】
春のぬるい風が
汗ばんだ肌に触れて
気持ちがいい
一人であてもなく
大通りを歩いてる
緑葉が
さらさらと音を立て
雲ひとつない空は
まるであの日のよう
懐かしい音楽が
イヤフォンから流れる
泣きたいような
笑いたいような
不思議な気持ち
今は一人きりだけど
二人で見た
あの景色を思い出す
今の君を知らないし
知るつもりもない
時の流れを知り
その事実が
この胸を打つ
それでもその時の
感情や想いに
偽りはなかった
感傷的な感情さえ
春風が軽やかに流していく
この風に身を任せて
歩いて行こう
3/22/2025, 6:15:58 AM