時雨

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夜明けが来る。 眠い目を擦りながら窓を開け朝の新鮮な空気を取り入れる。 ぼやけた視界の中に微かに見える色。薄いピンク、オレンジ、黄色、そして青みがかった色が混ざりあうグラデーションは何時見ても美しい。
その中で曲線を描きながら神秘的な存在感を放つもの。
人々は口にする。それが「三日月」なのだと。

三日月は秋の始まりとも言われるが、これは既知である
だが、イスラム教のシンボルとして三日月が使われている事実を知っている人はどのくらいいるのだろうか。

月は人間とよく似てる部分があると私は感じる。
月は太陽の光が当たる部分にしか存在感を放てない。
私達は無知な上だからこそ光が差す部分しか見れないしそれが全貌だと思い込む。
人間も自分という光がどれだけ相手に対して存在感を放つ事が出来るかで評価が天と地ほど分かれる。
補足だが、天と地というのはあくまで0と100とで捉えた考え方であるが故、真に受けないで頂けると幸いである。

月の影というものは構造を理解してる人に教わり、勉強を兼ねて初めて全貌が理解できる。
人間の陰も同じである。 現環境で今の自分にできる事を客観的に考え行動に移す。周りの意見を参考にするのも一つの手でありそれが努力の種に代わる事も事実上多いと予測できる。

また好奇心として水ら飛びこみ知識を学ぶものも1部いるが、今の世の中は良くも悪くも情報が溢れている為、誤情報には注意喚起をしておこうと思う。


さてと、堅苦しい話はここまでにして今日は狩りに行く日だと聞いている。


優秀な右腕をもった狩人とやらは何処をほっつき歩いているのやら。


そんな事をふと考えながら連絡をまつ。


けれども待てど暮らせども動物(やつ)は来ない。


あっ、そういえば思い出したが冷蔵庫に昨日狩った動物がいるな。


昔から狩る腕だけはあるのに、記憶力が異常に欠けているのは悪い癖だな。
俺は「ふっ」と笑い口に付いたものを拭う。
ついでに色鮮やかな赤く染った手袋とジャケットを脱いで冷蔵庫に手をかける。

ひんやりと冷たい箱の中にやつは眠っている。

明日は何を狩りに行こうかと鉄の塊に命を吹き込み
空を見上げて笑った。

あぁ、、今日も綺麗な赤色の満月だ。




1/9/2026, 11:41:58 AM