なな

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『一年後』

一年後はおろか、ひと月後の自分も想像できない

そんな日々をこの一年送ってきている

病気のある高齢犬との暮らしは、先が読めない

そもそも、この初夏のような季節を一緒に迎えられるとは思っていなかった

だから、ご褒美のような日々ではあるものの、決して穏やかな毎日ではない

乗り越えても乗り越えても、次々と新たな思いもよらぬ不調がやってくる

ひと月前の様子を思い返してみると、確実に変化していると気づく、その繰り返し

こんな先の読めない生活は精神的につらいと感じて、

苦しまずに今にでも穏やかに寝ているうちに移行していたら、悲しくてもどこかほっとするんじゃないか、もうそろそろ受け入れられるんじゃないか、そうも思っていた

でも現実的に急に様子が変わり、弱って全く食事を受け付けなくなった時

心の準備はずっと前からしていたはずなのに、気持ちは乱れ、生きた心地がしなかった

私があんなことを考えたからか?
疲れた、と思ったからか?

まだ行かないで、そばにいてと、結局懇願してしまった

元通りにはならなかったけど、食事を少しずつ食べてくれるようになった

もう少し私のそばにいてくれるようだ

世の中にはこんなふうに家族の世話をしながら、先の見えない生活をしている人は山ほどいるのだろう

一年後なんて、遠すぎて何もわからない

だから今しかないんだと、何度も自分に言い聞かせる

今のことだけ、
今の自分の気持ちだけ、

今、とても幸せであることだけわかっていればいい

5/13/2026, 9:34:09 PM