とある恋人たちの日常。

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 俺には恋人がいます。
 正直、将来も考えるくらい大切な人です。
 
 人に気持ちを押し付けられまくった中で、彼女は俺を大切にしてくれた人。
 そこから彼女を知って、どんどん知って、彼女から視線を外せなくなっていった。
 いつの間にか、彼女の笑顔を見ているうちに癒されて行く自分に気がついたんだ。
 
 恋人になった時は嬉し過ぎて舞い上がったなー。
 
 俺の仕事に時間に余裕がなくて、まあまあ時間が取れないのと、恋人になったからこそ一緒にいたくてさ。一緒に住むのも早かったです。
 
 ケンカ……はあまりしたことない。
 怒らせることはある。
 俺が俺自身を大事にしないと怒る。それはもうしっかり怒られる。
 怒る理由は俺のことを愛してくれている。だから怒ると思うと嬉しくなるんだけれどさ。
 
 彼女に怒られることも、泣かれることも俺には弱点なんだなと改めて痛感した。
 
 俺は。
 彼女の想いに応えたいから、俺自身を大切にすると決めた。
 
 だって、彼女が泣くのも怒るのも見たくないから。
 
 
 
おわり
 
 
 
五一〇、愛する、それ故に
 
 
 

10/8/2025, 12:42:18 PM