モンキチョウみたいな小さくて可愛い子
ほおっておいたら飛んでゆきそうで
俺達は貴方を離さない。
蜜をあげ続ければ、飛んでゆかないから
俺達に飽きないように
桜が舞っても、太陽が照っていても、草たちが枯れようと、雪が積もろうと、俺達は貴方と共にいた。
貴方は、やっと俺達との間に名称をつけた。
「心優しい友人達」という。
俺達には、その言葉が冷たいのか、はたまた温かいのか、理解できなかった。
突き放されたのか、抱きしめられたのか、わからなかったのだ。
ただ、チョウのような貴方に帰る場所が出来た
そういう事実だけ、ここに残ったんだ。
10/20/2025, 1:26:13 PM