牧原 牧夫

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彼の行動には彼なりに事情があった。
彼の構成の1人である○○はひとり親の祖父に大層可愛がって育てられた。両親からは離れていたがその事を思い出したのは成人してからである。

しかしもう1人は幼少期から親元を離れ、そのことを内に秘めたまま独り戦士として働いていた。
同僚についてはあくまで同僚で、そこに甘えなどはなかった。
どちらも不満を感じることはなかったが、ある日2人がひとつの肉体に合わさった時、問題は起きた。

6/24/2023, 9:53:05 AM