跡が君の命をなぞって書いた文章の適切ではない言葉の表面に救われなかった言葉の表面に、残る。滲んだ文字、その不動は嗚咽を知らないはずの僕が、きっとその時吼えるより先にこぼしてしまった変え難い痕跡となっているから僕の生を辿り、君が、遺る。#9.涙の跡
7/26/2025, 2:26:21 PM