: もう一つの物語
実はね、このお話しには
もう一つの物語が隠されているの
パタンと本を閉じた瞳が輝いた
君は想像力に長けている
本当にそうなんじゃないかと思うほど
毎回君の話に引き込まれてしまう
今だってそうだ
こうなったらもうとめられない
僕は君の話を聞くのが好きだ
でももっと好きなのは
コロコロ変わる表情かな
その物語の登場人物のように
何にだってなりきってしまう
だから君を見ているだけで…
僕の心の中には、豊かな未来へと
続く一つの物語がある
君の物語の登場人物に
僕の名前があればいいのだが…
至福の笑みを浮かべながら
口いっぱいにケーキを頬張る君
ドキドキとワクワクが入り雑じった瞳に
君を愛してやまない僕の顔が映っていた…
桜月夜
10/30/2024, 3:57:03 AM