私は陸上部に所属している。
特別に足が早いってことではない。
むしろ皆より遅い。
ただ、走るのが好きでやっている。
そして皆で『部活めんどくさいね、でも頑張ろ』という
会話が続いてくれればいい。
でも自分はやはり遅いため決勝には残れやしない。
みんな活躍しているのに自分だけ取り残されたようだ。
あの日はきた。
ある大会の事だった。
いつもは100mだけだが、お父さんのおすすめやおばあちゃんにおすすめされたので200mに挑戦してみた。
だが、右太ももの痛みが急に走りあまり早く走れない状態だった。
それでもせっかくの大会だから私はやろうと思った。
頑張って2種目とも走った。
なんと、200mだけ決勝に残れたのだ。
結局200mは最下位だったが、自己ベストを出した。
あまりの嬉しさに顧問に報告する時思いっきり泣いてしまった。
沢山褒められた。
きっと感動とはこういう事なんだろう。
これからもたくさん走り抜けようと思った。
あの『奇跡をもう一度』ね、
10/2/2022, 2:44:22 PM