お題 「変わらないものはない」
注意
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体とは関係ありません。
物語 ▼
変わらないものはない。
遊具すら無い小さな公園にベンチができるように、
いつも曇りだった日々が晴れになるように、
駅前の惣菜屋が花屋になるように、
貴方も、私も、
気持ちが変わったようだ。
「ごめん……君の事……、彼女、として見れない。」
彼が言った言葉。
顔は下を向いていて見えない。
「…私も、貴方の事を彼氏として見れない。」
声は震えていないだろうか、
目頭が熱くなって、
心臓の音が少し怖い。
その心臓の音が、恐怖によるものなのか、緊張によるものなのか、分からない。
変わる。という事が怖い。
「俺たち、変わろう、?」
「そうね…、変わりましょう?」
今度は、しっかり声が震えた。
きっと、寒さのせいだよ。
クリスマスの次の日、
星空の見える公園のベンチの上で、
彼はおもむろに1つの花を取り出して、
____私達は、変わった。
ーーあとがき。
彼女達は、一体どう変わったのでしょうか。
カップルから、別れるのか、
カップルから、夫婦となるのか、
どちらにせよ、彼女達は変わるのでしょう。
私も、皆サマも、いつのまにか変わったりするのかぁ…なんて思うと感慨深い………のでしょうか、
…ここまで読んでくれてありがとうございます。
私の変わったことは、最近寝る前に読む小説が、医療系小説からミステリー小説に変わったことです。
皆サマも、変わったこと、まだ変わっていないこと、考えてみてください。
ーー
12/26/2024, 11:54:50 AM