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「ココロ」とは何かと私が問いた時、資料や物語、映画、日常で得た返答は次のようなものだった
ある信者は何処までも轟く声で言った
「ココロ」とは『魂』だと
ある哲学者は淡々とした声で言った
「ココロ」とは『自分』だと
ある文豪は希望を見出すような声で言った
「ココロ」とは『愚者の象徴』だと
ある科学者は理知的な声で言った
「ココロ」とは『脳と言う臓器』だと
ある心理士は慌てた声で言った
「ココロ」とは『器』だと
ある工学者は確信めいた、焦った声で行った
「ココロ」とは『人間の特権』だと
ある政治家は苦虫を噛んだ後の声で言った
「ココロ」とは『世論の起動限』だと
あるボランティアはまるで常識を問う様な声で言った
「ココロ」とは『絆の源』だと
ある老夫婦はまるで長い旅を完遂した勇者と姫の様な声で言った
「ココロ」とは『私たちの秘密道具』だと
ある子供は楽しそな声で言った
「ココロ」とは『ハート型』だと
そして、またある人はつまらな声で言った
「ココロ」とは『妄想』だと
「ココロ」の定義やその形態は千差万別
それにもかかわらず、
「ココロ」は、私たちが古代の昔、埋葬をし始めた日から一片も変わらない概念として今にある
なんとなく分かるこの感覚は、果たして人間社会を構築した故か、はたまたこの星の生物界の呪縛か、定かでわない
しかし、定かではないからこそ不思議に思い、嫌悪と恐怖を抱き、安心を得る
どうやら、この「ココロ」とやらは正体不明の代名詞のようなモノだったらしい。

2/11/2025, 12:46:41 PM