No.271『君を探して』君を探して一体何年の時が経っただろう。こんなに探しても見つからないなんて、君は恥ずかしがり屋なのかな?そんな風に自分に茶々を入れながら必死で君のいない日々を過ごしてきた。…ある日僕は思い出してしまった。もう君はすでにこの世を去っていたことを。なるほど、それは見つからないわけだ。それを考えた瞬間、僕の体の中で何かが壊れる音がした。
3/15/2025, 8:35:19 AM