何気ないふり
君の舞台を見て号泣したのを隠して、何気ないふりをして用意していた花束を差し出した。
君はきれいだった。
同時に、私には何もないことを自覚させられたような心地がして、居た堪れなかった。
君は遠い。いつものように話せなくて、無言で帰ってしまった。
君といると自分の才能のなさや、無力さを思い知らされる時がある。でも、それでも、私はまた君に何気ないふりをして話しかけるだろう。
私はなんだかんだいって君が大好きなんだ。
だから、いつまでも良き友でいてくれ。
3/30/2024, 3:20:08 PM