「天国と地獄」
私は皆が言うような天国や地獄は無いと思っている。
そもそも死後の世界があるという事も私は、あまり信じられない。
もし仮に死後の世界が存在したとしても
私が想像している世界とは程遠い気がする。
此処がその天国と地獄なのでは、と思ったりもする。そもそも此処に住んでいるのは人間だけではないのだ。ありとあらゆる生物が様々な環境で境遇で暮らしている。
あらゆる生命体の暮らしや環境には天と地程の差がある。それこそ天国と地獄のようだと思う。
人に対しては考え方の差などから多少上下するだろうが、常に命の危険にさらされ、今日の食べ物の保証もされず、娯楽など一切知らないものなど数え切れないほどの生物がおり、数時間で死ぬもの、食べられる為に生まれたもの、知能が乏しく本能のままに生きるもの、幸せ、楽しさを知らない生物も沢山いる。
生き残る為、子孫を残す為その身ひとつで戦う
お互いにお互いの身を削って行くのだ。
薬なんて無いし、休む暇もない
1度始まってしまえばどちらかが死ぬか逃げるまで戦いは終わらない。人間には降参という手段もあるにはあるが知能を持たないその他の生物に降参という手段は無いに等しいと思う。
そんな世界を地獄と呼ぶのではないだろうか。
そして記憶を抹消され、また生まれ変わる。なんて話を聞けば余計に、これこそが地獄なのではと思えてくる。いくら記憶が抹消されてるから、姿形が違うからといってこんなに辛いことを自分の魂は何度も何度も繰り返してる、繰り返されていると考えるとこの運命から逃れる事こそが天国なのではなんて思えてきたり。
5/27/2022, 4:28:15 PM