一尾(いっぽ)

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→才能


「私こそ凡人の王だ」
      ――映画『アマデウス』・老サリエリより


映画『アマデウス』は、天才モーツァルトと同じ時代に生きた宮廷音楽家サリエリの視点で多くが語られるお話です。映画を未鑑賞の方に申し訳ないので細かい内容には極力触れないように頑張ります。サリエリとモーツァルト、二人の音楽家がどのようにお互いを意識していたのか、それが二人にどのような影響を及ぼしたのか、などがお話の筋となっています。
憧れ、嫉妬、虚栄心、プライド、無邪気、信仰、野心……そんなものを煮崩れるまで煮通した、まるでドロドロ系ラーメンスープのような映画です。
上記の「私こそ凡人の王だ」には、天才モーツァルトと出会ってしまったサリエリの劣等感となけなしの優越感を感じます。凡人と王という単語の表裏一体感とその間にある複雑な感情。脳天に錐を突き立てられたような衝撃を受けました。
このセリフのような一粒で二度美味しい的な何かを書き表してみたいと頑張ってみましたが、何も思いつきませんでした。これが才能ってやつですよ。ハイ、劣等感。
優越感ですか? スマートフォンのゲームでパートナーよりもレアアイテムの出現率が高いことです。


テーマ; 優越感、劣等感

7/13/2024, 4:26:46 PM