六月の帰路

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正解の答え探しをして 何度も何度も解き直したんだけど 何度も何度も頑張ったけど 何も出なかったことより
頑張った分だけ脈がなくなっちゃって
あの小説は もうどこへいってしまったんだったっけ。
喜んだ過去より醜い顔面が先に目がいくの
どれだけね話したいことって 見つからないから
どれだけね虚しくたって その関係取り繕って
死にたくなるんだ

部屋が愚痴ゃぐちゃに 埋められていくのに
心がぜんぜん 埋まらない 布団にかくれんぼ
こんな詩書き連ねても ぜんぜん足りないね
他人も想って 削って 隠して 屈めて
死に体の処理を全く出来ずに

悲しい海の底 たくさんの雲に プカプカに
どこがあったっけ
そこになにがあったっけ
なにもないんだっけ
分かりもしないくせに どうしてそんなに分かったふりしてるんだろう
でも そんなもんなのかな ただのエゴイストに
ただのツクリモノのトマトジュース
海の底悪くは無い
誰も入ったことない ただ、入ったやつは死んだと思われるだろう

何度も何度も同じことを考えているのに
全くその事に気づかない 僕達はまるでかき回される珈琲になって
甘さが欲しくて旅に出る でも結局辛くてふりだしに戻るだけになる。
綺麗なポコポコした音、どこからか耳をすませば聞こえてきたりする時もあって
何度も聞いてしまうんだ 心にならされる。
心臓の音よりずっと綺麗だからかな

「でもまるで素敵だね」
その言の葉はどれだけの枝が切られて作られた者だろうか
そんな事考えてる時点で濁流の海に流されている者たちだ。今まで生きてきた道を隠そうと必死にしている者たちだ。
土台はゴミだと 作られたカスだからそう言うしか無かった 後ろ姿に手を繋ぎ それを必死に繕うとするね
何があるの?後ろの正面だけ それだけで創作してる


10/10/2022, 3:52:18 PM