心の片隅で夕暮れ時。部屋がオレンジ色に染まっていく。心の片隅に、小さく灯った光がある。それは明日への、ささやかな期待のようなもの。コーヒーを淹れると、香ばしい香りがゆっくりと広がった。「ねえ、クロ」名前を呼ぶと、クロがとことこ寄ってきて、しっぽを振る。黒い背中に夕陽が溶けて、まるで金色の魔法がかかっているみたいだ。今日が終わる。でも、それがなんだか嬉しい。明日は今日よりもっと、いい日になるような気がするから。
12/18/2025, 2:05:33 PM