sunao

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「あっつい………しぬ………とける………。」

痩せ形色白髪の色素の薄い、いかにも貧弱な俺。夏は特に苦手。大学に行く途中、河川敷のアスファルトの道にへたりこんでいた。

ヒヤッ
‼︎?

「あげる。」

行きつけのコンビニの店員さんが、俺の頬に凍らせたスポーツドリンクを当てていた。

「熱中症にならないように、気をつけてね。」

そう言うと、ひまわりのような笑顔を残して、私服姿でまた自転車に跨り、コンビニのある方向に去っていった。

「神かな………。」
もらったスポーツドリンクを握りしめ、ぼーぜんとしながら言った。
さっきまで感じなかった風が、さあっと吹いた気がした。
なんでのぼせそうになってるんだっけ…





「神様が舞い降りてきて、こう言った。」

7/27/2024, 5:45:21 PM